Grand Central Dispatchの効果はすばらしい!

このGrand Central Dispatchというのは、「Mac OS X全体をマルチコアに対応させ、タスクを複数のコア、プロセッサに割り当てることで、この進化をフルに活かします。」という機能なのですが、CanonのEOS Digitalなどに添付されているDigital Photo Professional(今回使用したのはVersion 2.6.2a)で、大幅なパフォーマンスアップを果たしていることを実感しました。

今まで(OSX10.5まで)だと、CPUのメーターの振れは1本だけMAXまで振れているような動き(マルチコアに未対応)だったのですが、今回10.6に入れ替えて動かしたところ、きちんとたくさんのコアにタスクが分配されていました。
こちらの画像はそのときのアクティビティモニタ.appのCPU使用率です。
CPUMeter

今まで1枚につき17秒-22秒程度かかっていた現像処理が10-12秒程度にまで短縮することができました。
マルチコアなMacをお持ちであれば、SnowLeopardにアップグレードすると性能向上が見込めますよ〜
もちろん、64bit対応やその他の箇所の書き換えによってパフォーマンスアップしていることは間違いないですが。

なお、今回使用した環境はMac Pro(Nehalem)[2.26GHzx2(16thread)/Mem16G]で、使用したデータはEOS 5D markIIのRAWファイルを264枚現像したものです。